バスケットボールの基本的なルールについて解説!

更新日: 2024年2月10日
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Author
バスケヤリタイ 太田
編集長

バスケットボールの基本的なルールについて解説します。

人数

コート上でプレーできる人数は1チーム5人です。試合中の交代人数や回数の制限はありません。試合にエントリーできるベンチメンバーの人数はリーグや大会により異なります。規定は以下のとおりです。

種類

ベンチメンバー数(コートメンバー含む)

中学校

15人

高校

15人

大学

12人

Bリーグ

14人

NBA

13人

FIBA

12人

試合時間

バスケットボールの試合は4クォーター制です。高校生以上の国内の試合やFIBA規定の大会は、1クォーター10分で行われます。中学生は1クォーター8分です。

1クォーターと2クォーターの間および3クォーターと4クォーターの間で、2分間のインターバルが設けられています。また、2クォーターと3クォーターの間では、ハーフタイムとして15~20分間の休憩が設けられていることが特徴です。

コート外にボールが出た場合やフリースローの際などは、時間進行が止まります。1試合の総時間は約2時間ほどです。

また、NBAでは1クォーターが12分で設定されています。そのため国内より試合時間が長くなることが特徴です。

得点

バスケットボールはシュートをする場所によって得点が変わります。得点のパターンは3つで、その方法は以下のとおりです。

得点

方法

3点

3ポイントライン外側からのゴール

2点

3ポイントライン内側からのゴール

1点

フリースローでのゴール

試合の時間が進行しているなかで放たれる3点・2点のシュートは、フィールドゴール(FG)とも呼ばれます。

ポジション

試合に出場する5人の選手には、それぞれポジションが割り振られます。ポジションごとに役割があることが特徴です。各選手が特性にあった役割を全うすることで戦略・戦術の幅が増し、チーム力が向上していきます。

ポジションの種類と主な役割は以下のとおりです。

ポジション

主な役割

ポイントガード(PG)

ゲームコントロール・司令塔

シューティングガード(SG)

長距離シュートやドライブによる得点・PGの補助

スモールフォワード(SF)

オールラウンドなプレー

パワーフォワード(PF)

身体を張ったプレー・アウトサイドとインサイドの繋ぎ

センター(C)

ゴール下での得点およびディフェンス・大黒柱

ポジションについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

バスケットボールのポジションをわかりやすく解説!役割・番号も覚えよう!

バイオレーション

バイオレーションとは、定められたルールに反する行為のことです。ここでは試合でも多くみられる8種類のバイオレーションをご紹介します。

トラベリング

トラベリングとは、ボールを保持した状態でドリブルをせずに3歩以上動くバイオレーションのことです。明確に歩いていなくても軸足がズレたり浮いたりした場合も、トラベリングに該当します。

ダブルドリブル

ダブルドリブルとは、ドリブルをし終えて一旦保持した後に再度ドリブルをするバイオレーションのことです。両手で2往復以上ドリブルをつく行為や、ボールを手のひらに乗せるようなドリブルも同様にバイオレーションに該当します。

アウト・オブ・バウンズ

アウト・オブ・バウンズとは、ボールがコートの外に出るバイオレーションのことです。このバイオレーションが起きた場合は相手ボールになり、ボールが出た位置から一番近いラインの外側からスローインを行うことでゲームが再開されます。

バックコートバイオレーション

バックコートバイオレーションとは、フロントコートに運んだボールをバックコートに戻すバイオレーションのことです。フロントコートでボールを保持する選手が、バックコートからジャンプして空中にいる状態の選手にパスをし、その選手が空中でボールをキャッチしフロントコートに着地した場合も、バックコートバイオレーションに該当します。

24秒ルール

24秒ルールとは、オフェンス側のチームが24秒以内にシュートをできなかった場合に適用されるバイオレーションのことです。24秒以内にリングにボールが触れた場合は、シュートが決まらなくても24秒のカウントダウンはリセットされます。リセットされる秒数は、オフェンス側が再度ボールを保持した場合は14秒、ディフェンス側にボールが移った場合は24秒です。

8秒ルール

8秒ルールとは、オフェンス側がボールを取った瞬間から、8秒以内にフロントコートまでボールを運べなかった場合に適用されるバイオレーションのことです。

5秒ルール

5秒ルールとは、スローインやフリースロー時にボールを受け取ってから、5秒以内にプレーを行えなかった場合に適用されるバイオレーションのことです。また、コート内でボールを受け取ってから、パス・ドリブル・シュートをせず5秒間ボールを保持し続けた場合も、5秒ルールに該当します。

3秒ルール

3秒ルールとは、オフェンス側が相手チームのペイントエリア内で、3秒以上留まった場合に適用されるバイオレーションのことです。シュートを打つためにドリブルをしている場合は、3秒ルールはカウントされません。3秒ルールは、ペイントエリアに入っているのが片足だけでも適用されます。

ファウル

ファウルとは、相手チームとの不当な身体接触やスポーツマンシップに反する言動や行為のことを指します。相手チームとの不当な身体接触は「パーソナルファウル」、スポーツマンシップに反する言動や行為は「テクニカルファウル」と、大きく2種類にわけられることが特徴です。「テクニカルファウル」はプレー中の選手だけでなく、ベンチにいる選手や監督・コーチに対しても適用されます。

ファウルに関連するルールは以下のとおりです。

5ファウル

1人の選手が許されているファウルは1試合で5回までです。5回目のファウルをした選手は退場となり、ベンチにいる他の選手と交代する必要があります。退場になった選手は同試合への再出場はできません。

チームファウル

ファウルは個人でのカウント以外に、チームでもカウントされることが特徴です。1クォーターでチームの累計ファウルが5回以上となった場合は、5回目以降ファウルをする度に相手チームに2本のフリースローが与えられます。通常フリースローが与えられるのはシュート時のファウルですが、5回目以上のチームファウルによる場合はシュート時か否かを問いません。チームファウルは各クォーター間でリセットされます。