高校バスケ最高峰の大会「ウインターカップ」とは?

2024-1-30更新
Eyecatch
Author
バスケヤリタイ 太田
編集長

ウインターカップとはどんな大会?

引用元:Softbank ウインターカップ2023

ウインターカップとは、高校バスケットボールの日本一を決めるための全国大会です。「全国高等学校バスケットボール選手権大会」が正式名称で、ウインターカップは通称にあたります。毎年12月が開催時期です。

高校バスケットボールにはウインターカップのほか、「インターハイ」「国体(少年の部)」と計3つの全国大会があります。この3つの大会は「高校バスケ3大タイトル」と呼ばれていることが特徴です。

ウインターカップは毎年12月に行われることから、最上級生の3年生にとっては高校最後の大会となり、部活動生活の集大成も示す場になります。チーム力が最も成熟する時期でもあり、まさに高校バスケ最高峰と呼べる大会です。

ウインターカップの開催地は?出場条件は?

引用元:東京体育館 - Google マップ

ウインターカップは毎年東京都で開催されています。出場校は男女各60チームです。60チームの内訳は、都道府県の予選を突破した47チームと、夏のインターハイで優勝・準優勝をおさめた2チーム、全国9ブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州)で行われるブロック大会で優勝(関東は準優勝含む)したチームの属する都道府県から10チーム、さらに開催地である東京から1チームになります。

代表校を決めるための予選の方式は、各都道府県によりさまざまです。いずれにしても最小1チームしか選出されない都道府県もあることから、狭き門であることには間違いありません。各都道府県の代表が熱戦を繰り広げるウインターカップは、注目度も高く決勝戦はテレビで全国放送もされるほど熱い大会です。

優勝回数が最も多い高校はどこ?

View this post on Instagram

A post shared by 日本バスケットボール協会(JBA) (@japan_basketball)

ウインターカップは1971年から開催されていて、長い歴史があります。男女それぞれで優勝回数ランキングを作成しました。

優勝回数ランキング(男子)

順位

学校名

優勝回数

第1位

秋田県立能代工業高等学校

20回

第2位

仙台大学附属明成高等学校

6回

第3位(同率)

福岡第一高等学校

4回

第3位(同率)

洛南高等学校

4回

第5位

福岡大学附属大濠高等学校

3回

優勝回数ランキング(女子)

順位

学校名

優勝回数

第1位

桜花学園高等学校

24回

第2位

昭和学院高等学校

5回

第3位

中村学園女子高等学校

4回

第4位(同率)

東京成徳大学高等学校

3回

第4位(同率)

アナン学園高等学校

3回

2023ウインターカップ注目校と注目選手をご紹介

View this post on Instagram

A post shared by 日本バスケットボール協会(JBA) (@japan_basketball)

2023ウインターカップの注目校および注目選手を男女それぞれピックアップしました。

男子

東山高等学校

優勝候補の一角、京都代表の東山高校です。インターハイでは、大会最多得点の記録も打ち立て準優勝しています。最多得点からもわかるとおり、攻撃力が強みのチームです。

東山三銃士と呼ばれる3人の選手が特に注目されています。3年生でキャプテンの佐藤友選手、2年生エース瀬川琉久選手、スーパールーキー1年生の佐藤凪選手の3人です。インサイドからは佐藤友選手が攻め、アウトサイドからは佐藤凪選手がスリーポイントを狙う、さらに瀬川琉久選手がドライブ・ジャンプシュートとどこからでも得点を量産するチームスタイルで、ウインターカップでもその超攻撃型バスケットボールが期待されています。

開志国際高等学校

昨年のウインターカップ優勝校、開志国際高校です。初の連覇を狙っています。注目選手は昨年のウインターカップで怪物ルーキーといわれた2年生の平良宗龍選手です。2023年1月にBリーグの琉球ゴールデンキングスに特別指定選手として入団し、Bリーグデビューも果たしています。平良宗龍選手の武器は正確なスリーポイントシュートと決定率の高いドライブからなるスコアリング能力です。

スコアラーの平良選手とともに司令塔の澤田竜馬選手も注目を集めています。167cmと小柄ながら、持ち前のクイックネスと高いハンドリングスキルでバリエーション豊かに攻撃を仕掛けられる攻撃型PGです。

日本航空高等学校

インターハイの覇者、日本航空高校も外せません。インターハイで衝撃を残したのが、留学生のオルワペルミ・ジェラマイア選手です。2mの身長に加え、アシストや外のシュートを決められるハイブリッドセンターとしてウインターカップでも注目されています。インターハイでその脅威を見せつけたので、ウインターカップでは各チーム対策を練ってくるはずです。そのなかでインターハイと同等の活躍ができるかも見どころになります。

女子

桜花学園高等学校

やはり注目は優勝常連校の桜花学園高校です。昨年のウインターカップは3連覇中で最も注目されていながら3回戦で敗退を喫しました。昨年のウインターカップ、今年のインターハイと優勝を逃している桜花学園が王座奪還を狙います。

注目選手は身長193cmのエース福王伶奈選手です。高い身長とフックシュートを武器に、インサイドの要として活躍することでしょう。

京都精華学園高等学校

大会連覇+高校3冠を目指しているのが、京都精華学園高校です。昨年のウインターカップ制覇の勢いをそのままに、今年もインターハイ・U18トップリーグをそれぞれ制している京都精華学園高校は優勝最有力校といえます。

キャプテンのPG堀内桜花選手・副キャプテンのPF八木悠香選手がチームの要です。堀内選手は広い視野と鋭いドライブ、八木選手は高いスコアリング能力でチームを引っ張ります。高校3冠を達成できるか要注目です。

日本航空高等学校 北海道

日本航空北海道は創部1年でウインターカップの切符を掴んだ、超注目高校です。選手は全員1年生。インターハイにも出場しており、全員1年生ながらベスト16という結果を残しています。

注目選手はU15ドイツ代表にも選出された経験がある庵原有紗選手です。180cmの高さとインサイド・アウトサイドどちらでも対応できる起用さを武器に得点を量産します。オール1年生軍団がウインターカップでどこまで結果を残せるかが見どころです。

現在プロや日本代表で活躍する選手のウインターカップの戦績は?

現在プロで活躍する選手たちの高校時代の戦績をご紹介します。

渡邊 雄太選手

View this post on Instagram

A post shared by Yuta Watanabe 渡邊雄太 (@yutawatanabe12)

NBAのフェニックス・サンズに所属する渡辺雄太選手は、高校時代「尽誠学園高校」でプレイしていました。1年次から試合で活躍し、2年次と3年次にはウインターカップ準優勝の記録をこのしています。個人でも2年連続でベスト5に選出されるなど、当時から世代トッププレイヤーとして注目を集めていました。

八村 塁選手

View this post on Instagram

A post shared by Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura)

NBAのロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁選手の出身高校は「明成高校」です。1年次からスタメンで、ウインターカップ3連覇を達成しています。個人でも3年連続ベスト5に選ばれていますが、長い歴史のなかでその偉業を成し遂げたのはわずか3選手のみです。高校時代から華々しい成績を残していることがわかります。

富樫 勇樹選手

View this post on Instagram

A post shared by @yukitogashi

Bリーグの千葉ジェッツふなばしに所属する富樫勇樹選手は、高校時代アメリカに留学していたため日本のウインターカップには出場していません。留学先は強豪校モントロス・クリスチャン高校で、2年次からスタメンになるなどしっかりと結果を残しています。ちなみに中学生時代は本丸中学校でプレイし、3年次には全国大会での優勝も経験済みです。

河村 勇輝選手

View this post on Instagram

A post shared by 河村 勇輝 / Yuki Kawamura (@kawamurayuki_8)

Bリーグの横浜ビー・コルセアーズに所属する河村勇輝選手は、高校時代「福岡第一高校」でプレイしていました。1年次から正PGとして起用され、2年次・3年次では連覇も達成しています。3年次のウインターカップ決勝ではトリプルダブルも成し遂げて有終の美を飾りました。

富永 啓生選手

View this post on Instagram

A post shared by 富永啓生/ Keisei Tominaga (@keisei.kbz30)

現在NCAAのネブラスカ大学でプレイしている富永啓生選手が高校時代プレイしたのは「桜丘高校」です。ほぼ無名だった富永選手を一躍有名にしたのが3年次のウインターカップといわれています。チームの戦績は3位、個人としては平均39.8得点・計239得点の驚異的な数字を叩き出し、得点王と大会ベスト5の記録を残しました。